子どもたちのかわいい笑顔と成長を見守る|特定非営利活動法人キッズNPO

特定非営利活動法人キッズNPOは、廿日市市内に認可保育園「にこにこの森」、企業主導型保育施設「にこにこキッズくしど園」「にこにこキッズみやじま園」、そして学童保育の4施設を運営している。
「子どもたちの第二の家でありたい」という設立当初からの思いを大切にしている。

園児たちは毎日のように山や川、畑や田んぼに出かける。
借りている畑で自分たちで作物を育て、収穫し、それが給食の材料になる。
自然の中で五感を使い、困難を解決するために考え、友達と知恵を出し合うことが生きる力につながると自然体験を大切にしている。

若い先生に交じってシニア世代の先生も活躍中だ。

「子育てもひと段落した方たちなので、子育てをしたことのない若い先生にアドバイスもしてもらえるし、人生経験もあるし、信頼しています。」と理事長の吉本卓生さんは話す。

理事長  吉本卓生さん

2018年11月から働いている中村久美さんは現在64歳。
結婚前は地元の関西で12年間、幼稚園の先生として働いていた。
結婚後は廿日市市で、ご主人とケーキ屋を営みながら二人の子育てをしてきた。

「我が子は保育園の先生や地域の方と一緒に育ててもらいました。今の我が子があるのはあの頃の先生たちのおかげなんです。」 と話す。

中村久美さん

自分がやったことと言えばご飯を食べさせるくらいだったと話す中村さん。
「こっちの都合で忙しいのに、子どもに怒ったりなんかしてね。親の心に余裕がないと子どもがしたことの受け入れ方が違いますよね。」

保育園の先生、地域の方たちがいたからこそ、自営をしながら子育てができたと振り返る。

ケーキ屋を閉めた後、これから何ができるかなと考えた中村さん。
「子どもが好き」という思い、そして自分が働きながら子育てをしてきた経験から、働くお母さんの手助けになれば、という思いで、長年のブランクを経て保育の現場に戻った。

中村さんは一つの園にとどまらず、キッズNPOの複数の園をまわっている。
「くみせんせ~い、あそぼー!!」
と子どもたちが声をかけてくれるのが嬉しくて、いっしょに走ったりサッカーをすることもある。
自然保育体験にも毎日のように子どもたちと一緒に園バスに乗って出かける。
「体がついて行けるうちはがんばりたいですよ。」と笑う。

子どもたちの歩き始めや食べているところを見ると、親のようなおばあちゃんのような気持ちになる。
年上の子が下の子をかわいがっている姿や、年下の子が上の子の真似をして、いろいろなことができるようになっていく姿、危ないことをしたときに真剣な表情で話すときちんと聞いてくれる姿、「よいしょ」と中村さんの口癖を真似る姿に日々癒され、成長を感じ、元気をもらっている。

周囲からは「自分の好きなことができて、元気をもらえて、お給料がもらえて、一石二鳥じゃね。」と言われるそうだ。
時間のある時は古本屋に行き、保育に関する本を購入して読んでいる。

仕事をしながら子育てをしていたときは、保育園が終わるギリギリに子どもを迎えに行くこともあった。仕事場から慌ててお迎えに来るお母さんの気持ちが分かるから、笑顔で出迎え見送るようにしている。
かつてお世話になった保育園の先生がそうしてくれていたように。

今は子育てに関する情報にあふれ、それに振り回されることもある。
昔の方が子育てがしやすかったかもと感じる。
「昔と今は違うかもしれないけど、お母さんにはあせらず子どもを見守ってもらいたいなあと思います。なにごとも早くから決めつけずに、大きくなるといろいろ変わってくるから。」

キッズNPOには保育園だけでなく、廿日市市串戸に幼稚園・小学生向けの学童保育「にこにこアフタースクール」もある。
今回の募集に関して理事長の吉本さんは、ここで勉強を教えたり宿題をみたりといったこともお願いしたいと考えている。

また、県や市が主催する講演会や講習会などのイベント託児保育もやっているため、そういった保育園外でのいろいろ取り組みへの協力を期待している。

「子どもとか子育てに関することは、なにかしら自分ができることをやっています。」と話す吉本さん。
保育園をつくるためのコンサルティングや、災害時の緊急登庁保育支援も行っている。

緊急登庁とは、大規模な自然災害などが発生したときに自衛隊や消防隊に発令される登庁命令のこと。
被災地での人命救助や二次災害から被災者を守るため、真っ先に被災地へ駆けつける災害派遣員から話を聞いたことが、緊急登庁保育支援のきっかけとなった。

深夜、早朝を問わず発令される登庁命令。
派遣員の中には小さな子どもを持つ隊員も大勢おり、隊員同士の結婚も多いため、夫婦揃っての登庁となるケースもある。
深夜や早朝、そして数日間に及ぶかもしれない状況の中で預けられる保育園はない。
こういう場合、自衛隊ならその中に保育施設が臨時につくられ、隊員が保育にあたる。しかし担当する隊員に子育て経験はあっても保育経験はないため、複数の子どもをみることがなかなか難しいというのが全国の自衛隊の現状なのだ。

キッズNPOでは現在、呉海上自衛隊、海田陸上自衛隊と活動しており、災害派遣命令が発令されたときは、臨時保育施設を開設し保育の専門者が隊員の子どもの保育にあたる。

全国的にも新しい取り組みであり、これがロールモデルとなり全国へ広まっていってほしいと期待している吉本さん。
自衛隊と同様、災害時に家をあけなければならない消防、警察、役所などでも必要なことであると、今後廿日市市を拠点に活動を広げていきたいと考えている。

子どもに関わる様々なことに挑戦するキッズNPO。
令和3年度には新しく保育園を開園する。
人生経験を重ねたシニアの先生の活躍がますます期待されている。

求人情報

仕事内容保育援助
出勤日数・時間週に1日以上×1日に3時間以上(応相談)
勤務時間7:15~19:30(応相談)
時給1,000円
備考保育士免許要(資格がない方もご相談ください)
給食あり(1食250円)
車通勤の場合は近隣駐車場を個人契約(2,500円の補助有)
その他車通勤可・交通費支給・有給休暇有

※採用が決まっている場合もありますので、お問合せください。

特定非営利法人キッズNPO(担当/ヨシモト)
お問合せ電話番号/0829-32-3011
住所/廿日市市串戸3-1-6
ホームページ/ http://www.kidsnpo.jp/